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大手メーカーから40代で転職。まだまだ成長できる自分に出会えた。

前職では、大手メーカーの海外マーケティング部門で経験を積んでいた佐藤さん。華やかな経歴で、前職でもしっかりとご活躍されていました。そんな中、40代で転職を決め、メンバーズを選んだ理由について語っていただきました。


海外とのWebシステム統合プロジェクトも経験。忙しいけど刺激的だった。

「自分が成長できる企業に行きたい」そう考えて、新卒で入社したのが大手メーカーでした。入社後はテレビ局向けの放送機器のソフトウェアエンジニアとして7年間働いていました。その後、海外マーケティング部門に異動となり、101か国のグローバルWebシステムの統合プロジェクトとそのページ制作運用、グローバルのWeb UXチームリーダーを計10年間ほど務めていたんです。

グローバルWebシステムの統合プロジェクトは、個人的に思い入れのあるプロジェクトです。前の会社はトップダウンではなくボトムアップの組織風土だったのですが、その風土がシステム上では弊害となっていました。世界各国の事業所が好き勝手にWebサイトを作り、メーカーとして売りたいものは同じなのに、カスタマーに向けたメッセージがバラバラで統一感のないものになっていたのです。そこで各国の事業所に任せるのではなく、日本の本社が統括して管理しようという話になり、そのためのシステムをつくることになりました。

プロジェクトを遂行するためには、世界各国の事業所に直接訪問して説明や調整をする必要があります。ときには各国の法規制や宗教などをきちんと理解し、考慮していくことも大切でした。大変なことも多かったのですが、世界各国に飛び回って対応していくのは本当に刺激的で楽しかったです。

10年後もずっと同じ業務をしている―そんな未来でいいのだろうか?

なんとか100カ国ぐらいにシステムを導入することができ、少し落ち着いたタイミングでした。今度はシステムを入れ替えようという話が出てきたのです。今から10年以上前に考えた古いシステムだったので、ちょっと機能を追加したりするのにもすごく時間やお金がかかり、PDCAを回しにくい部分があったためです。この問題を解決するためにAEMシステムに入れ替えるプロジェクトが始まったのですが、ただシステムを入れ替えるだけなので、特に仕事としての面白みは感じられずにいました。

そんな時にふと「システム稼働後もきっと同じような業務が待っているだろう。果たしてこのままでいいのだろうか」と疑問を覚えるようになったのです。自分の力は発揮できると思いますが、新卒から同じ会社に勤めて17年目。40代後半を見据えるにあたり、仕事の幅が大きく広がらないことに危機感を覚えました。

このまま順当に行けば、マネジメントのポジションに就くできるかもしれないですが、50歳の役職定年を迎えれば、一般社員に戻ることになります。そこから転職を考えても、年齢的にもスキル的にも遅すぎるんです。70歳どころか75歳が定年と言われる現代、今はまだスキルや経験の幅を広げていく時だと思いました。

「事業会社1社のWebしか知らないままではいられない。他社で経験を積むのだったら今しかないんじゃないか」そう考えて、転職活動を始めたのです。

以前から「UXのプロ」であるメンバーズに興味を持っていた。

実は前職に在籍していた時から、メンバーズのことは知っていました。一度大掛かりな組織変更をする際の協力企業の候補として、メンバーズの名前があったのです。その時は採用に至りませんでしたが、業務委託やコンサルではなく、デザインやUXのプロのような位置づけの会社に映っていたので、実際はどういう会社なのか興味がありました。

そうした中たまたま転職サイト経由で、メンバーズの採用担当者から直接声をかけていただき、応募前にカジュアルトークをする場を設けてもらえました。そこで色々メンバーズのことを聞くことができたので、応募することにしたんです。

入社しようと決意したのは、採用通知を頂いた後の面談のときでした。具体的に担当するクライアント名を教えてもらったところ、誰もが良く知っている企業が名を連ねていました。転職を通じて成長したいと考えていた自分には、それはとても魅力的に映りました。「ここでなら事業会社にいる時よりも、必ず知識の幅が広がるだろう」と思いました。

また前の会社はバブル期入社の社員が多く、年齢層も私より上が多くいるような組織構造だったので、後輩の育成機会があまり多くありませんでした。メンバーズは逆に若手のほうが多い会社なので、育成機会が多いことも魅力的だったんです。同時に、この会社が将来どうなるのか見てみたいという思いもありました。

「ここ5年ほどで急激に社員が増えていて、今はまさに過渡期です。中途入社の方は、手をあげれば色々できると思う。やれる環境は揃っています」

入社後、様々な大手企業から頼られる嬉しさと責任感を感じている。

入社後に最初に担当したのは、大手アパレル企業のECサイトのUXディレクターの仕事です。クライアントは海外展開されている先鋭的な企業ですので、常にECサイトを進化させていくミッションを任されました。メンバーズは単なる業務委託とは違い、顧客企業の内部に踏み込んでデジタル業務領域を支援していく事業モデルを展開しています。具体的にどういう背景で、どのような施策をやっていて、どのようなスピード感で進めているのかが分かる点が魅力的です。

クライアント以上にクライアントのことに詳しくなるため、名指しで指名されるなど頼られることも多いです。またこのプロジェクトではチーム内に若手も多く、自然と育成の機会に恵まれました。教える立場の方は分かると思うのですが、自分が理解していないと人に教えることはできません。私自身UXを体系的に学んでいた訳ではないので、後輩に教えることで自分の学びも深くすることができていると思います。

また最近では、大手メーカーの再生可能エネルギー関連事業のサイト構築プロジェクトのPM (プロジェクトマネージャー)も担当しています。

クライアントである大手メーカーはアグリゲーター(※)として、再生可能エネルギー発電事業者からの電力買取、需要バランスの最適化、安定供給を実現するビジネスを展開しています。将来性が見込まれる新規ビジネスを軌道に乗せていくためにも、BtoBのデジタルマーケティングをリードする存在を必要としており、コンペが開催されました。クライアントからは深いビジネス理解とマーケティング力が求められていることを理解していたので、しっかりと市場調査を行なった上で、どのようにサイトのページを作っていくのかまでをプレゼンしたんです。そうして無事に採用された時は本当に嬉しかったのですが、大きな責任も感じましたね。

前例のない仕事のため、優秀なメンバーを集めて少数精鋭でプロジェクトを進めています。BtoBマーケティングに長けている社員、Webサイト運用のスペシャリスト、デザイン力の高いデザイナーなどが揃っていて、自分の足りないところを補ってもらったり、知識を共有してもらったりしています。自分にはない知識やスキルを持つプロフェッショナルな方と仕事できることがありがたく、自分の成長に繋がっていることを実感していますよ。

※アグリゲーター/発電事業者と需要者の間に立ち、電力の需給バランスをコントロールする事業者のこと。

担当した機能のリリースはわが子の誕生のように嬉しい。

仕事のやりがいを感じる場面はいくつかありますね。

一つ目は、自分がメインで担当した機能が、実際にWebサイト上で公開された時です。大手アパレル企業様のサイトで、私がUXデザインを担当して大規模UX改修を伴う新商品がリリースされた際は、「自分の子どもが生まれた」かのように嬉しかったです。リリースしてお客様に実際に使ってもらう時は毎回同じように感じますね。関わった機能やプロダクトは子どものように愛おしいです。後輩にも自分が担当した機能がリリースしたらしっかりお祝いしよう、どんどん「自分の子ども」を増やしていこう、という話をしています。

二つ目は、クライアントからの信頼をいただけたときです。プロジェクトは3か月ごとに契約更新となるため、毎回契約継続していただけるかどうか緊張感があります。気が抜けないので細部までしっかり仕事をするよう心掛けているのですが、その甲斐あって契約が更新される時に名指しで「佐藤さんが貢献してくれている」とクライアントに言ってもらえた時は、素直に嬉しく思いますね。

三つ目は、後輩の成長がとても嬉しいと感じます。実は私がメンターとして指導していた2年目の若手社員が若手優秀賞を受賞したんです。本人の力が80%、実力を発揮しやすいクライアント/案件が担当できた運が20%だと思いますが、私を含めた部署の指導によって5%上乗せすることができたのではと思っています。間近で見てきた後輩が全社的に表彰されるのは、素直に嬉しいことです。

「今の部署はとても風通しがよくて、仲が良いんです。異動される方皆が、こんなに仲が良くて楽しい部署は他にないと言って寂しがるぐらいです」

帰宅時間が早くなり、体系的に学ぶ時間が取れるように。

今はまだ入社して1年半しか経っておらず、クライアントを2社しか担当してないので分からない部分も多いです。ただメンバーズは数十社の国内大手企業を支援しており、それぞれ長期にわたって継続支援していてノウハウもあります。今後も新しい業務を経験することで、きっと多くの知識を吸収し、経験値を積むことができるだろうと思っています。

また転職して良かったと思うのは、自分のことを客観的に見れるようになったことですね。メンバーズには『職種認定』という制度があって、現在の自分のスキル状態や足りていないスキルなどを客観的に振り返ることができます。前職では、忙しすぎたこともあり、どうしても場当たり的にUXの知識を身につける形になってしまっていました。体系的に知識を学んでいたわけではなかったので、この機会に勉強し直したいなと考えているんです。前職では毎日深夜3時まで仕事して、朝の9時から会議をするというスケジュールで仕事をすることもありましたが、メンバーズでは全社的に残業時間を厳しく管理しており、転職してからは働き方が大きく改善されて、家族との時間も多く取れるような人間的な生活を送れるようになりました。時間を有効活用して、これからは資格も積極的に取得していきたいと考えています。


知識やスキルの習得、そしてプロジェクトで経験値を積むことで、今後はデジタルマーケターとして市場競争力のある人材になりたいですね。さらに新規事業の公募が定期的にある会社なので、いつかは新規事業を推進していきたいとも思っています。この会社に入って、まだまだ成長できる自分に出会えたことが、一番嬉しいことかもしれませんね。

編集後記

佐藤さん、ありがとうございました!
前職で様々なプロジェクトで活躍し、メンバーズに入社後は後輩育成にも注力しながら、さらに自身を高めようとしている佐藤さんから大きなエネルギーを感じました。
次回は、グローバルに活躍するという目標を持つディレクターの方にお話しをお聞きします。

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