凸凹を認め合って、支え合う。それが当たり前にできるチームの姿に惹かれました。
前職のWeb制作会社のときから、メンバーズとは付き合いがあり、同じクライアント先に常駐して働いていた経験もあるという信森さん。実際にメンバーズのチームの働き方を間近で見て、「一緒に働きたい」と強く思ったそうです。そのエピソードを聞かせていただきました。
大学の授業がきっかけで、Web業界に興味を抱く。
ずっと日本で育ってきましたが、「最後の学歴くらいは海外で」と思い、アメリカの大学に進学しました。そこで映像制作やメディアについて学び、ブログサイトの制作やAdobe Dreamweaverでサイトを作る授業などを受けていたことからWeb業界に興味を持ちました。
ただ当時は就職氷河期で、普通に就職するのも難しい時代でした。もう「Web業界で働けるならどこでも良い」という気持ちで、必死に就職先を探しましたね。なんとかWeb制作会社に入社できた時は本当に嬉しかったです。当時勤めていた会社はサイトリニューアルの案件が多く、フロントエンドエンジニアとして1,000ページ超えのサイトリニューアルを複数経験したり、金融系サイトの金利シミュレーターなどJavaScriptの開発を担当したりしていました。
より経験値を高めたいと考えていた時に、医薬品メーカーに勤めている知り合いから「新規事業のプロジェクトに関わらないか」という誘いがあったのです。キャリアを広げるチャンスだと思い、その医薬品メーカーに転職しました。新規事業部のテクニカルディレクターというポジションで、既存のメディアサイトを改善し、アクセス数の向上やECサイトの立ち上げ、アプリの運用を担当していました。ただ2〜3年を要するプロジェクトと聞いていたのですが、たった1年でプロジェクトが急遽打ち切りになってしまったのです。同じ会社の別部署に異動する話もいただいたのですが、Web系の仕事ではなかったので転職することを決めました。
“仲間思い”なメンバーズのチームに魅力を感じていた。
転職を考えたときから「次はメンバーズで働きたい」と強く思っていました。実は1社目のWeb制作会社のときにメンバーズとはお付き合いがあり、社員の方と同じ案件を担当する機会があったのです。皆さん仲間意識が非常に高く、とてもいい方ばかりでした。同じクライアント先に常駐した時の話ですが、メンバーの1人のタスクが増えそうな時は、必ず他のチームメンバーが手を挙げて助けているのを見ました。属人化せずに誰でもできる体制にしていることや、仲間で助け合うチームワークの強さがとても印象に残っていたのです。
また会社としてビジョンに掲げた目標を、必ず達成させる点も魅力に感じていました。2011年からメンバーズが成長していく過程を見ていましたが、2014年に発表された「VISION 2020」の中で、当時300名程度だった社員数を2020年には1,000名まで増やすというビジョンがあったのです。当時聞いたときは「1,000名ってすごいな。そんなに増やせるのかな」と疑問に思いましたが、2020年4月時点で1,200人を超えていて驚きました。
これまでのエンジニアやディレクターの経験が活かせるのはもちろん、Web制作以外にも若手の育成やマネジメントにも携わりたいと考えていたので、その点でも急成長しているメンバーズなら様々な経験を積めるだろうと考えたのです。当時は太鼓判採用と呼ばれていたのですが、今で言うリファラル採用でメンバーズの社員の方に推薦してもらい、内定をもらって入社することができました。
“属人化を防ぐ仕組み”がしっかりと根付いている会社。
入社後から現在に至るまで、3つのプロジェクトを担当しています。1つ目は24ヵ国語対応の大手アパレルメーカーの特集サイトのディレクション、2つ目は大手航空会社のリニューアル案件をテクニカルディレクターとして支援しました。現在は金融系企業のサイトリニューアル案件を支援中です。
プロジェクトによって毎回組むメンバーは変わりますが、どのチームになっても共通して言えることがあります。それは「属人化させないための取り組みが確立されていること」です。
たとえば現場レベルでは、朝会・夕会でタスクと進捗確認を行ない、誰か一人に仕事が偏っていることが分かったら、違うメンバーが稼働分散のために積極的に仕事を巻き取ろうとします。これが当たり前にできているチームが多いです。マネジメント層もメンバーのタスクの偏りを定期的に見ており、必要があればメンバーの追加アサインをしたり、クライアントに説明して業務量の調整を行なったりするなど、かなりフレキシブルな対応をしています。このように属人化を防ぐ意識が高く、取り組みもしっかりしているので、特定のメンバーだけ残業をするという不平等な事態も起きません。
一人ひとりの凸凹を生かし、チームの総合力を高めていく。
メンバーズでは、創業に込めた想いや経営理念、事業・人材戦略を紹介する『Members Story』という冊子を刊行しています。この『Members Story』内のコアバリュー「仲間」の項目に、「凸凹があってもいい、得手不得手があってもいい。チームで成果を出すことができる人、それが好きな人の集団でありたい」というフレーズがあるのですが、このフレーズを僕はとても気に入っているんです。
チームマネジメントでも、メンバーには「自分のとんがっているところを更にとんがらせていこう」と伝えています。逆に苦手なところは得意なメンバーにカバーしてもらってもいいと考えているんです。実際に自分もスキルをレーダーチャートにしてみたら相当凸凹していると思いますが、チームメンバーに恵まれてうまく補うことができています。個人の能力では限界がありますが、チームで支え合うことで期待以上の結果を出すことができるので、これからもチームの総合力を高めていくことに重点を当てていきたいです。
また、転職活動中に希望していた育成も、入社後に経験することができています。現在のプロジェクトは中堅層のマネジメントがメインですが、新卒社員も配属されているんです。そういったメンバーには、コンセプトやJavaScriptなど、ベースの知識から教える勉強会を週1で開催しています。いつ結果に結びつくかは本人次第ですが、3年後には他の新卒社員よりも知識が深い人材になっていてほしいという思いで教育しています。
いつかはアメリカに支社をつくりたい。そんな夢も不可能ではない。
大規模なリニューアル案件が数多くあるので、プロジェクトを担当しながら自分の経験値を高めていきたいですね。現在私はクライアントと仕様を詰めたり、コードレビューをしたり、どの技術や言語を選定するのかを考えたりするテクニカルディレクターというポジションを任されています。このポジションはマネジメントをしつつ、プレイヤーに近い立場でもあるのですが、今後もこのプレイヤーとマネジメントの中間にいながら経験を積んでいきたいと考えています。やはり現場を見ることもできて、マネジメントスキルもあるというのは強いなと思いますね。その上で、クライアントが何を重視しているのかを読み取る力など、PMのスキルも伸ばしていきたいと考えています。
メンバーズでは資格取得が推奨されており、様々なサポート制度があるので、活用できるところは活用していこうと思っています。ただTOEICのスコアが900点を取れるのに英語が喋れないという人にはなりたくないと思っていて、資格取得に重きを置くのではなく、実戦で通用する人材になることを重視していきたいですね。
将来的にはアメリカに支社を作れたらいいなと思っています。アメリカの大学に通っていたときに現地のカルチャーに大きな影響を受けたので、いつか働いてみたいと考えていました。さすがに事業のアイデアがないと難しいですが、メンバーズでは新規事業の公募を常時行なっているので、いいアイデアがあればすぐにでも応募したいです。イチ社員からカンパニー社長にもなれるといった幅広いキャリアを描ける会社なので、海外支社をつくるのも決して不可能ではないと思っています。
編集後記
信森さん、ありがとうございました!
メンバーズのコアバリューに共感して入社し、自身のチームで体現している姿勢に感銘を受けました。
今後、グローバルな活躍を目標としている信森さんの活躍に期待です!
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