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大震災後、ボランティアで出会ったメンバーズ。 今一緒に働いていることに“縁”を感じます。

仙台でフリーランスのWebデザイナーとして活躍していた赤井澤さん。東日本大震災後、ボランティアを通してメンバーズとの縁ができました。フリーランスから再び正社員として働こうと思った動機は何だったのか、入社後どのように働いているのか、話を聞かせていただきました。


一度は離れることも考えたけど、やっぱりデザインの仕事がしたい。

グラフィックデザイン専門学校を出た後は、グラフィックデザイナーとして働いていました。紙のデザインは消費が早いため、形に残るものをつくりたいという気持ちが強くなり、インテリアデザイン専門学校に通い直し、建築デザインを学び直したのです。

卒業後は建築デザイン事務所に就職し、設計業務だけでなく、現場で資材を運ぶといった施工管理の手伝いもしていました。どんなに遠い現場でも朝8時に必ずいる必要があり、暗いうちから家を出ることもザラ。働き方がハードで長く続けられないと考えて退職しました。

グラフィックデザインも建築デザインも中途半端に終わったという思いが強く、一度、別の仕事や業界で働くことも考えました。でもやっぱり興味がないことや、やりたくないことには身が入らなくて「もう一度デザインの仕事をちゃんとしたい」と思うようになったのです。高校の時から手打ちでホームページを作っていたので「Webだったらデザインからコーディングまでぜんぶ出来て面白そう」という考えから、Web制作会社に再就職しました。

就職したのは、デザインから印刷までセットで手がけているWeb制作会社で、大学のシラバス制作などさまざまなプロジェクトを経験することができました。未経験からWeb制作経験を積めたのはとても良かったのですが、会社が同族経営の体質であることに少しずつ不満が溜まっていきました。転職を考えていた頃、ちょうどクリエイターのシェアオフィスがオープンするという話を聞いたのです。当時結婚して子どもが生まれていて夫婦共働きであることから、どちらか片方が柔軟な働き方ができたほうが良いと考えていました。それでフリーランスとして働くことに決めたのです。

大震災後、メンバーズとの縁が深まっていった。

人づてで仕事を紹介されるようになり、フリーランスとして忙しい日々を送っていました。しかし、2011年に東日本大震災が発生し、状況は一変したのです。利用しているシェアオフィスはホテルをリノベーションした古い建物で損害が大きく、仕事もすべて止まってしまいました。でも命があり住まいがあるだけで良くて、もっと被災状態のひどい人達が本当にたくさんいたのです。僕も倒壊した住居の撤去などのボランティアを積極的に行ないました。そこで同じボランティアに取り組んでいたのが、メンバーズの社員の方達でした。

Webデザイナー向けの勉強会やセミナーに協賛されていたことから、震災前からメンバーズという会社の名前は知っていました。それが震災後に復興支援のボランティアで助けてもらったことにより、繋がりが強固になっていったんです。また仙台でのWeb制作会社向けの勉強会にもメンバーズが協賛していたので、自身の今後のキャリアを相談したこともありました。

震災から半年が経った頃、仙台での雇用創出を生み出すという考えから、メンバーズがサテライトオフィスを立ち上げると聞きました。メンバーズの現執行役員の早川さんから「立ち上げ後、業務を手伝ってほしい」と頼まれたので引き受けることにしたのです。

当時は少しずつ仕事も戻り始めていて、自分の本業と両立させる必要があったので忙しくしていました。当時の拠点長から「社員にならないか」というお誘いもありましたが、まだ子供が小さかったこともあり、フリーランスの働き方のほうが状況に合っていると考えて、そのときはお断りさせていただきました。

このまま現状維持ではいられない。もっと成長したい。

フリーランス業を長く続けているうちに、次第に収入に波がある働き方に限界を感じるようになりました。また復興支援という思いから地元企業を取引先のメインとしていましたが、なかなか事業として広げることができないもどかしさを感じるようになったんです。

「現状維持ではなくスキルを高めていきたい」「より高いレベルの業務に従事したい」「業務に集中できる安定した働き方をしたい」と考え、もう一度企業で働きたいと思うようになりました。メンバーズの役員である早川さんにSNSでメッセージを送ると、仙台まで来てくれたのでお話をさせてもらったのです。

いまメンバーズはどんな仕事をしているのかを確認したところ、以前セミナーで面識のあったエンジニアが協賛されていた縁でメンバーズに入社していて、現在ではエンジニアとUXデザインの2軸で仕事をしていることを知りました。仕事の幅が広がっていくことに魅力を感じて、メンバーズに入社することを決めたんです。

「朝起きて会社に行って仕事できるかな」という不安がありました(笑)2週間かけてなんとか順応できましたよ。

地元にいながらスキルを高め、大手企業と仕事ができる。

立ち上げを手伝った仙台拠点に配属となり、様々なクライアントのLP制作、SNS運用、大規模リニューアルなどを担当しました。現在では自動車会社の車載HMIなどのマルチメディアの開発を手がけるなど、プロダクト分野のプロジェクトに携わることができています。

フリーランスの時は、クライアントも地元企業が中心で、デザインのレベルも地元の範囲で満足いただいていたことが多かったんです。たとえば自分がUXデザインのスキルを高めていても、クライアントからは「そんなことはしなくていい。今のままで十分だ」と言われます。レベルを合わせて仕事をすることもできなくはないのですが「現状に満足していていいのだろうか?」「スキルを高めても発揮できない環境でいいのか?」という気持ちが常にありました。

メンバーズだったら、地元にいながらスキルを高めることもできるし、大手企業と仕事できるという点はとても良い点だと思います。

背中を預けられる相棒のような存在と出会えた。

今でも印象に残っているプロジェクトがあります。1ヶ月弱でLP5サイトとSNS運用を同時に制作するというもので、当時アートディレクターだった僕が案件全体を見ながら、デザイナー数人と一緒にプロジェクトを進めていきました。東京・仙台・北九州の3拠点をGoogle Meetで朝から晩まで繋いで、仕事の話をしたりくだらない話をしたり、ずっと話しながら仕事をしていましたね。とても大変ではあったのですが、今ではいい思い出になっています。そこで良い出会いもあったのです。

フリーランスで働いているときは、当たり前ですが常に独りです。たまに同業者と一緒に仕事するときもありますが、プロジェクトの間だけの一時的な付き合いで終わります。なのでメンバーズに入社したときに「これだけクリエイターの数も多いのだから“背中を預けられる相棒のような人”に一人でも巡り合えたらいいな」という少年漫画的な希望を抱いていました。それがこのプロジェクトで“相棒”に出会うことができたのです。

遠方なのでいまだに直接お会いしたことはありませんが、もう3~4年ぐらいのつきあいになっていて仕事以外の話もよくしています。「入社したら相棒のような人と巡り合いたい」という願いはここで叶えられたと思っています。

プレイヤーとしてさらに先を目指していきたい。

今後もプレイヤーとして、プロダクトデザイン分野での経験を積んでいきたいと考えています。今まで経験した領域からさらに仕事の幅が広がるような、新しい分野を経験していきたいなと思っています。

またマネジメント分野に行くよりは、プレイヤーで居続けたいと思っています。手を動かしているほうが、自分の性に合っていると思うので。フリーランスの時にも、名前は売れているけれど実際には何の実績もない人をよく見ていました。そういう人にはなりたくないなという気持ちがあるんです。ちゃんと手を動かして実績を作っていくーーー今後もそんな職人のような存在でありたいと考えています。

地元にいながらスキルを高められるのが良いですね。部署もクライアントも、いい人達に囲まれながら、いい仕事ができているなと実感しています。

編集後記

赤井澤さんありがとうございました!
東日本大震災のボランティアをきっかけにメンバーズの入社へつながり、現在も仙台を拠点に活躍しています。
デザイナーとしてスキルを向上させていきたいという熱量と、「背中を預けられる仲間に出会えた」という言葉が物語るようにチームのメンバーを大事に考える姿がとても印象的なインタビューでした!

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取材・文/須藤 亜希子
写真/谷貝 玲

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