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メンバーズのチーム力の源泉は?職種も役職もバラバラな5人に聞いてみた!

こんにちは!メンバーズBLOG編集部です。
メンバーズは「“MEMBERSHIP”で心豊かな社会を創る」をミッションに、デジタル人材の伴走によるDX現場支援事業を推進しています。3,000人を超える社員がいる中で、支援するお客さまや業務内容はそれぞれ違いますが、どの職種・どのチームにおいても共通するメンバーズらしさがあります。
そこで今回は、メンバーズ社員に共通する現場力の中の一つである「チーム力」について考えようと、様々な職種、役職を持つ社員を招いて座談会を実施。お互いの仕事や組織作りで大切にしていることから、どのように理想のチームとして働き、お客さまの成果向上に向けて行動を起こしていくのか、そのヒントを探りました。


チーム力の醸成について

-メンバーズの強みのひとつが「チーム力」だと思います。みなさんのチームの特徴や、チーム運営で工夫していることはありますか?

【山田さん】
私たちのユニットは大勢のメンバーがいるのですが、多くのメンバーが同じ方向を向いて仕事ができていると感じています。というのも、みんなとてもお客さまのことが大好きなんです。一人ひとりがお客さまの課題を解決したいという想いで、「自分に何ができるだろう」と考えながら仕事に取り組んでいる。だからこそ、それぞれが頻繁に話し合わなくても自然とチーム全体が同じ方向を向くようになっている感覚があります。メンバーズ内でも長くお取引のあるクライアント企業の案件を担当しているため、社歴の長いメンバーは特にお客さまへの理解が深く、お客さまへの想いも強く伝わってきます。新しいメンバーは先輩のそういう姿を見て学ぶので、自然とその姿勢が受け継がれていると感じます。

【瀧澤さん】
私もこれまで出会ったお客さまの一人ひとりがいい人たちで、「この人たちに信頼されたい」という想いが原動力になりましたね。毎日お客さまと話し、定例ミーティングにも毎日入れていただいていたので段々と雑談もできるようになり、打ち解けていったように思います。そうするとお客さまのために何かやりたいという気持ちが自然と湧いてきて、それをもとに業務に取り組むことができました。一方で、お客さまから評価されるには私たちのチームの関係性も良くなければなりません。お客さまとのコミュニケーションが増えていく中で、チームの関係も深まったように感じますね。

【西出さん】
私のチームの特徴として挙げたいのは、メンバーの提案や意見を否定しない文化です。コロナ禍になり、リアルで会うことが少なくなったときに、改めてチームでコミュニケーションをとることの重要性に気づき、チーム体制やコミュニケーションの方法を刷新しました。ここ3~4年でそうした変化がありました。最近ではチームの年次もぐっと若くなり、多くのメンバーがどんどん自分の考えを話し、積極的にチームにも取り入れることで良いサイクルが回り始め、結束力も強まっていると感じています。若い人たちがどんどん自分の考えを話し、チームも新しい考えを取り込んで、良いサイクルが回り始めていると感じますね。

【岡本さん】
私たちのチームは、精神的、物理的な負担を個人に押しつけない仕組みづくりをしています。たとえば、リリース事故など何かミスがあったときに、ミスを起こした本人一人に責任を負わせることはありません。チームに品質管理担当の人がいて、ミスをした担当者と一緒に事故の原因や解決策を考えます。事故が起きたときはネガティブな感情になったり、責任を感じたりしてしまうもの。しかし、事故が起きたのは一人の責任ではなくチームの責任、チームの課題だと捉えられるような仕組みが結束力を強くし、結果的にチーム力につながっていると感じますね。

【成田さん】
所属しているチーム(※1)で、カンパニー社長の田中さんから「広告内製化で広告ビジネスを変える」というミッションが明確に提示されていることにより、メンバーが共通認識を持ち結束力が強くなっていると思います。また、難易度の高いことをやっている自負が団結力につながっているとも感じます。お客さまには厳しいことを言われることもありますが、うまくいかなかったときに限られたメンバーでどうフォローするのか、積み上げてきた実績をうまく活用しながら対処することで団結力が生まれていると思いますね。

※1 フォーアドカンパニー・・・広告運用に関するノウハウ・経験・スキルをもった人材・チームを提供し、内製化・成果志向運用への転換を促進し、求める価値・ビジネス成果を加速させROIを最大化する広告運用体制を支援しています。

チームづくりで工夫していることと、チーム力を感じた具体例

-チーム力の裏にはメンバー内でのフォローや体制の工夫があるんですね。どのような工夫をされているのか、具体的なエピソードを聞かせてください。

【岡本さん】
私たちのチームは改善チームとMAチーム、運用を担うインハウスチームの3つがあります。改善チームがお客さまのフロントに立って、依頼に対して改善提案をする役割です。お客さまの依頼が急だったり、難易度が高かったりすることがありますが、そこで改善チームの一人が頭を悩ませるのではなく3チーム全体で情報共有しているんです。ワンチームとして案件に当たれるのは心強いと思いますね。私も改善チームの一人としてそうした場面に遭遇した時もありましたが、一人じゃないという安心感がありました。

【成田さん】
私たちのカンパニーでは、チームをまたいでメンバー同士でシャッフルの1on1をやるなど、チームの枠を越えてカンパニーとしてどういう組織を作っていくかということを考えた取り組みが行われています。週ごとの定例に加えシャッフルでミーティングをやって、若手のよかったところや悪かったところを1週間で洗い出し、そこをベテランメンバーがフィードバックする。普段の業務では関わりが少ない先輩と斜めのつながりができれば直属の先輩には相談しづらいこともフォローしてもらえます。そういった取り組みが、若手が挑戦できる環境を支えていると思います。

ほかのチームとの連携

-チームを越えたコミュニケーションの話が出ましたが、ほかのチームとの連携もチーム力の鍵になりそうです。ほかのチームの様子をどのようにキャッチアップしていますか。

【西出さん】
私は出社が週2回ですが、基本的に違うチームの人と被るように出社しています。あとはアカウント月次会というのがあって、月のトピックを各チームが話したり、レクリエーションをしたり、普段あまり関わりのない人同士でも1カ月に1回は顔を合わせる機会を設けています。

【山田さん】
私のユニットでは隔週で定例ミーティングをしています。ファシリテーターはメンバー持ち回りでやっていて、アジェンダの中に自分のチームの紹介などを含めることで、今どんなことをそのチームがやっているのかを把握できるようにしているんです。あとはチームの中に情報連携担当とエンジョイ担当などを設けていて、横連携の強化を図っていますね。

【瀧澤さん】
私のグループ(※2)は全員が営業し案件を担当する形で推進しています。しかし、サービスも立ち上がったばかりなので、どういうものがお客さまに刺さるのか、どうやれば受注できるのかというナレッジは個人で抱え込むのではなく、組織内でシェアをしなければいけないと思っています。各自が担当するプロジェクトもお客さまもサービスもバラバラですが、お互いナレッジシェアをする時間が長いです。加えて、先輩社員も気軽に接してくれるので、相談もできる環境になっていると感じます。

※2 脱炭素DXカンパニー・・・専門性を兼ね備えたGX人材がAIやDXの力で、サステナビリティ関連業務の内製化・効率化・非属人化を支援しています。

課題の共有と上司部下の関係

-全員が案件を担当していると、単体の課題をそれぞれ上司に報告することになると思いますが、相談はしやすいのでしょうか。

【瀧澤さん】
先ほども話した通り、本部方針で一人一人が営業を行い案件も対応するという方針をとっているため、相談はしやすいですね。管理職の方だけではなく、ベテランの方も困りごとに応じて相談に乗ってくれます。

-管理職として、メンバーへの寄り添い方、課題の吸い上げ方で意識していることはありますか。

【山田さん】
チームごとに実施している定例で相談を吸い上げています。上司と部下の関係は建前に過ぎず、みんなフラットに接してくれますね。私自身も苦手なことや失敗しやすいことをリーダー層に共有していて、その分野を得意な人がフォローしてくれる体制をとっています。頼もしいメンバーが多く、お互いの苦手をフォローしあう文化が自然と出来上がっているように思いますね。

【西出さん】
私もメンバーとは基本毎週のミーティングもしくは月次で1on1をするようにしています。リーダー陣とは毎週1on1をしていて、そこで情報を吸い上げています。メンバーも多いのでミーティングと1on1だけで終わる日もあるくらいです。上司と部下の関係を前面に出したくないので、フランクに接するように気を付けています。あとはずっと仕事をしていると息抜きのタイミングもないので、パソコンに向かいきりのメンバーには声をかけにいくように意識しています。

チーム力が必要な理由

-地道な取り組みでチーム力が高まっているんだと思いました。業務に必ず必要な取り組みではなく、こうした取り組みをしている分負担もあると思いますが、そのあたりはどのように考えているんでしょうか。

【西出さん】
私はチーム力は積み重ねでできていると思っています。何かアクションを起こしたからといってその時すぐに成果になるものではなく、長い時間をかけてコミュニケーションをとっていく中で中長期的にプラスになるものだと考えていますね。1on1をやってその日に相談事をすべて解決できるわけではないですが、やり続けることでメンバーとの関係性が強まるので、欠かせない取り組みだと考えています。

【山田さん】
メンバーズには多種多様なチームがありますが、チーム力や連携力が高まることによって、ナレッジシェアやフォローしあう文化が活性化され、それが結果的にお客さまへの成果物の品質や成果向上につながると思います。横連携が活性化されると、最終的なアウトプットの質がよくなるのは共通していると感じます。

顧客志向の伝播

-皆さんメンバーに対してもお客さまに対しても、主体的に関わっていると思います。チーム単位でそのようにできている秘訣はありますか。

【瀧澤さん】
大前提として社会課題の解決に興味のある人たちが集まっていて、関心や興味の領域が似ているのはあると思いますね。それぞれ個々で動いているものの、どういう風に動いたり、どういう風にお客さまに接したりとかする人が評価されるのかがメンバーズでは明確にされています。主体的に行動する人が評価されることを誰もが分かっているので、方向性がずれないんじゃないかと思いました。

【西出さん】
自分やベテラン層が“背中で”語ることが大事だと思いますね。若手は挑戦することをためらってしまうこともありますが、「挑戦していいんだ」と思ってもらうためには、まず自分がその姿勢を見せることが必要だと思っています。

編集後記

みなさん、ありがとうございました!
各チーム様々な工夫でチーム力を醸成していることが分かりました。しかし、どれに対しても言えるのが「チーム力は日々の積み重ねの結果」だということ。一朝一夕に育つものではなく、地道なコミュニケーションと業務の実績から生まれるものだということです。
こうした積み重ねが、チームにも顧客にも良い影響を与えることにつながっています。「お客さまによりよいサービスを届けたい」という強い思いもメンバーズのクリエイターに共通するものです。
顧客志向とチーム力を土台とした伴走支援がメンバーズの強みだと実感しました。今回の気づきを社内でも共有し、さらなるチーム力の向上につなげていきたいと思える座談会でした。