「顧客企業のためになることを考え、行動する」という企業文化がメンバーズの魅力です。
前職の広告代理店時代に運用型広告に関わり始めたことがきっかけで、デジタルマーケティング領域の面白さを実感した島村さん。メンバーズに転職後、デジタルマーケティング全般の経験を積み、現在はサービス開発・推進やメンバーズで働く社員を育成するための仕組みづくりに携わっています。そんな島村さんが感じているメンバーズという組織の魅力や、今後どんな人と一緒に働きたいかなどについて語っていただきました。
インターネットビジネスに可能性の広がりを感じたのは、前職のキャリア後半で関わった仕事がきっかけ。
学生時代から音楽をはじめとするサブカルチャーが好きで、好きな音楽に携われる仕事ができたら…という思いからレコード店に就職しました。はじめはアルバイトとして入社し、その後社員登用され、店長職も4年間経験しました。
その後、勤め先の業態の将来性に対して不安を感じるようになり、広告代理店に転職し、営業としてレコード会社を担当することに。好きな音楽に別の形で関われる点は良かった反面、営業成績がなかなか上がらず入社当初は焦りを感じていました。
転機となったのは、まだスマートフォンが普及しておらずガラケーが主流だった頃に、勝手サイト(携帯電話IP接続サービスで閲覧可能なウェブサイトの中で、携帯電話キャリアのメニューサイトカテゴリに収録されていないサイト)にコンタクトを取り、タイアップ施策を仕込むという活動をするようになってから。タイアップ企画や営業活動を地道に泥臭く続けていった結果、徐々に成果が出るようになりました。
その後、YouTube広告を独学で学び、顧客に提案したところ、運用型広告案件を獲得できました。当時はスマートフォンが徐々に普及し、YouTube広告が少しずつ盛り上がり始めた時期。ノウハウが何もないところから独学で運用を続ける中で、デジタルマーケティング領域に可能性を広がりを感じるようになっていったのです。
これらの経験をきっかけに「インターネットビジネスの道を究めたい」という思いが強まっていき、転職を検討し始めました。
36歳業界未経験から踏み出した、デジタルマーケティングのプロになるための大きな一歩。
転職活動時、一番不安だったのは「36歳未経験でも雇ってくれるデジタルマーケティングの会社はあるんだろうか」という点でした。そんな中、転職エージェントから紹介されたのがメンバーズだったのです。面接時に「とあるプロジェクトに欠員が出たため、欠員補充枠として入社できる人を探している」という募集の経緯を聞きました。
面接回数は計4回に及びました。未経験ではありましたが、これまでの経験を様々な角度から深堀りしてもらったおかげで、可能性も含めて評価してもらえたのではないでしょうか。
入社当初はディレクターとして、国際電話サービスを手掛ける顧客企業の定例会に向けてWebサイトのレポート作成や改善提案、サイト改善のディレクションなどを担当しました。成果につながるなら基本的にどんな提案をしても良いという案件だったため、いろんな施策にチャレンジし、PDCAを回すことで、幅広い業務スキルを短期間で身につけることができました。また、業務の効率化にも積極的に取り組み、毎週丸2日かかっていたレポート業務を1日に短縮できるようになったときは達成感がありましたね。
その後、入社して半年経った頃にメディアバイイングを担当するようになってからは、前職での経験を活かし、外部パートナーの開拓に取り組みました。それまで、メンバーズでは広告媒体を検討する際にメディアレップ(インターネット広告専門の代理店)を介していましたが、メディアと直契約をすることで得られる情報の量・鮮度がともに向上し、顧客企業に対してより適切なプランニングができるようになりました。
入社から10年以上を経て、現在はメンバーズのサービス開発や育成に携わる立場に。
デジタルマーケティング全般に対するノウハウ・経験を積み重ね、現在は主にサービス開発や自社のデジタルクリエイターの育成といった役割を担っています。また、一部の案件においては業務の品質管理にも関わっています。
具体例を挙げるとすると、2023年7月からWebサイトのアクセス解析ツール「Google Analytics(GA)」がGA4へ完全移行したのですが、このGA4移行・導入に伴い起こり得る顧客企業のお困りごとを洗い出し、メンバーズとしてどんなご支援が可能かをサービス化し、ワークフローを整えた上で顧客に提案するというプロジェクトを担当しました。また、このサービスを検討されている企業の商談に参加し、サービスの概要や導入のメリットなどの提案も行っています。
そのほかにも、ASO(アプリストア最適化)支援や広告運用内製化支援など、顧客のデジタルマーケティングの成果向上に向けたサービスの開発・推進に取り組んでいます。
大切なのは、利己的ではなく利他的に働けるかどうか。
メンバーズでは社員のスキル向上を目的に、職種を軸に構成された「ギルド制度」を導入しており、私はデジタルマーケティング職のマイスターとして育成にも深く関わっています。
育成を担う立場として自分自身が大切にしていて、かつ育成対象の社員たちにも伝えているのは、「利他志向を持って働く」という考え方です。メンバーズは経験豊富なプロフェッショナルだけでなく、新卒入社の社員や業界未経験の中途社員も数多く受け入れています。そのため、自分自身のキャリアアップだけを考えて働くのではなく、一人前のデジタルクリエイターとして活躍できるようにサポートする力も求められます。一緒に働く仲間の成長に喜びを感じられる人は、きっとメンバーズに合っていると思いますし、そういった考え方のできる人が組織からも評価される環境です。
どんなに能力の高いスーパーマンが1人いたとしても、社内外と人たちと協力して物事を進められなければ案件は円滑に進められません。そういった観点からも、チームワークができるバランス感覚は大切ですね。
社員数は10倍に増えても変わらないメンバーズの魅力は、「ベンチャー気質」。
私が入社した当初、メンバーズの従業員数は300人ほど。10年以上経った現在は約10倍になりましたが、当時と変わらないと感じるのは「ベンチャー気質な社風」です。
企業規模が大きくなり、労務管理面ではしっかりとしていますが、ルールにがんじがらめにされているというわけではありません。たとえ若手であっても自らどんどん立案・実行することを許容してくれる会社なので、会社から与えられた仕事を受け身でこなすのではなく、自分から仕事を作っていける人がメンバーズで活躍できると思います。
さらに、利益主義・成果主義とは逆で、「顧客企業のためになることを考え、行動する」という企業文化が根付いている点もメンバーズという会社の魅力のひとつですね。
編集後記
島村さん、ありがとうございました!
業界未経験でメンバーズに転職し、現在はマイスターとしてデジタルマーケティング領域の社員育成をする立場にまで昇り詰めた島村さん。これまでの経験を活かし、メンバーズをより良い組織にしていきたいという強い意志がインタビューを通して感じられました。
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