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立ち上げ間もないカンパニーを、メンバー全員が「誇りをもって働ける」場所に。

2024年4月、フォーアドカンパニーの設立と同時に、立ち上げメンバーとして参画した成田さん。現在はクライアント企業の支援を行う傍ら、リーダーとしてメンバーのフォローや教育、セミナー登壇や営業活動など幅広い領域で活躍されています。新卒4年目ながら、組織を牽引する役割を担っている成田さんに、「これから」の組織に関わる中で感じていること、カンパニーや事業の今後についても詳しく伺いました。


企業の社会貢献活動に興味を持ち、広告の世界へ

高校時代、吹奏楽部で企画した演奏会をきっかけに、「CSR」と言われるような企業の文化活動や社会貢献活動に興味を持っていました。芸術を通じて社会に貢献していきたい、という思いが当時は強かったんですよね。そこから大学に進学し、色々と情報収集をしていく中で、芸術よりももう少しビジネスに近い「広告」や「マーケティング」の分野に興味がシフトしていきました。世の中と広くコミュニケーションをとる広告が、単に「モノを売る」だけでなく、「社会課題を解決する」ために活用されていると知ったのもこの頃です。

また、就職活動を始める直前、2019年にインターネット広告費がテレビメディア広告費を上回ったというニュースも自分にとっては大きな出来事でしたね。この先長く広告業界にいるんだったら、デジタル広告ができないと、と思いデジタル広告に携われる会社を中心に選考を受けていきました。そのうちの一社がメンバーズです。デジタルマーケティングを広く展開していること、会社のビジョンとして社会課題の解決を強く打ち出している点も入社の決め手になりました。

幅広い案件に携わる中で出会った、事業立ち上げのチャンス

入社後は、全社を横断してサービス推進を行うミドルオフィスで、広告運用やメディアプランニング、サービス開発などの業務に携わっていました。業務の範囲は幅広く、例えばWebサイトの構築を行なっている部門が広告運用の案件を受注したら、その部門の広告運用を担当しながら運用のノウハウを伝えていったり。Googleなどの媒体とコミュニケーションをとって、全社でGoogle広告を推進する役割を担ったり。社内の各部門と関わりながら、プロジェクトをいくつも並行して進めていくような働き方をしていました。

今につながる転機となったのは2年目の時。九州の金融機関の案件に参加することになり、これが後にフォーアドカンパニーへの参画につながっていきます。というのもこの頃、サービスプランニング室では「メンバーズの新たな核となるサービスを作る」という新しいミッションに向けて具体的な動きを進めていました。上司が温めてきた「広告内製化」という事業アイデアと、クライアントのニーズが合致したこともあり、案件をグロースさせながら内製化サービスを立ち上げるという二つのミッションを同時に進めていくことになったんです。

社内でも前例のない支援、しかも自分としてもこれまで広告運用の経験しかなく、初めはとにかく目の前の業務に必死でしたね。一つのクライアント企業を担当するのも初めての経験で、クライアントに長期的に伴走し、関係性を築いていく難しさ、特に「内製化」という点ではお互いに同じ熱量でコミットしていく難しさにも直面しました。

広告運用よりも、さらに深くクライアントにコミットできるのが広告内製化。立ち上げから関わっている事業にカンパニーとして専業で関われるのはすごく幸せなことだと思っています。

一方で、一緒に案件を進めていた上司は、メンバーズ社内でも広告分野の第一人者のような存在。何度も話し合いながら業務を進めていったことで、そこから吸収できたことはものすごく多かったと思います。結果として、クライアント企業の広告運用の内製化を果たし、広告コストを前年から4割削減。この事例をきっかけに、「広告内製化支援」を専業とするフォーアドカンパニー(以下、フォーアド)が設立されることになりました。当時のチームメンバー、クライアントも含めて一緒にカンパニーに移籍しました。

▼事例の詳細は下記リンクから

リーダーになって感じるメンバーの成長、組織の成長

現在はディレクターとしてクライアント企業を支援しながら、カンパニーではチームリーダーとして、チームメンバーのフォローや教育、中途採用の面接なども担当しています。金融機関の案件をきっかけに、広告内製化の事例セミナーや記事執筆を行う機会も増え、営業活動を通じて第二のメインクライアントを作ろうという動きも進めていますね。やっていることはとにかく幅広いのですが、苦手な作業をチームメンバーにカバーしてもらうなどチームにも助けてもらいながら、必要な業務に時間を割くことができています。

チームメンバーは、東京のメンバーは僕を含め1年目〜5年目と、とにかく若い組織です。ちょうど今日(取材時)、カンパニー全体で今季のキックオフがおこなわれたのですが、全員が揃ってみて改めてフレッシュさを実感しましたね。一方で、若い組織だからこそ、メンバーの成長を直に感じやすいというのはやりがいを感じる部分でもあります。

例えばフォーアドでは、週に1回、その週にできたこと、できなかったことを全員で発表する場があります。僕のように4年目ともなると、新鮮な話題はだんだん尽きてくるのですが、若手は毎週目に見えて成長しているんですよね。すぐに追いつかれてしまうんじゃないかと毎回肝を冷やしています。

「ここができなかった」という部分は年次が上のメンバーがフィードバックを行っていて、そこからの成長も目覚ましいです。先日も、僕が以前フィードバックを担当していた2年目の子が後輩にアドバイスしている姿を見て、「成長したなぁ」と感動しました。一人ひとりが成長することで、組織もまた一段階レベルアップしていく。組織がより良くなっていく過程を体感できることも、このカンパニーならではの良さですね。

広告内製化を通じて、地方を広く、深く支援していきたい

今は草の根的な動きが多いものの、取引社数は着実に広がってきています。特に多数を占めているのが地方銀行。これはカンパニー社長の田中と話していることでもありますが、僕個人としても銀行に対して支援を行う意義をすごく感じています。

というのも、銀行というのは地域の根幹。銀行の融資先である企業への影響力も非常に大きいんです。例えば、銀行が広告内製化を果たすことによって、融資先企業のマーケティングを一緒に支援していくことも可能になります。将来的に融資先の事業が拡大してくれば、地方の雇用も生み出すことができますよね。広告内製化が最終的に行き着く先は、社会課題の解決。地方を広く、深く支援できる可能性を充分に秘めたビジネスだと僕たちは考えています。

これだけ貢献性の高い事業だからこそ、今後は社内にとどまらず、社会全体に影響力を与えられるカンパニーになりたい、という思いも強いですね。デジタル広告市場で「内製化運用」が次のメインストリームになれるよう、リーダーとしてできることを積み上げていきたいと思っています。

将来はマネージャーとして、一人ひとりの良さを最大限活かせる組織に

今後の目標としては、マネージャー職への興味が大きいです。特に興味を持ったのは、プロジェクトで作業者から推進者に役割が変わった時。案件の「先」を見据える立場になって、見えることの広さや深さが大きく変わることを実感したんです。マネージャー職になることで、それまで知れなかったことを知れる。見えなかったことが見えるようになる。そのことに今は純粋にワクワクしています。

その上で、将来的にはフォーアドを率いていける人材になりたいですね。特に力を入れていきたいのが組織づくり。フォーアドのメンバーは、良い意味でガツガツしているというか、仕事に対するモチベーションが高いメンバーが多いと感じています。仕事もすごく頑張っているのですが、だからといって「たくさん働くから成果を出せる」という環境にはしたくないと思っていて。家族がいたり、遠くに住んでいたりと、働く時間が限られているメンバーがいても、仕事の優先順位が一番でも二番でも、みんながフェアに活躍できる環境を作っていけるのが理想です。

カンパニーとしては、始まってまだ半年。これから人数が増え、規模も大きくなっていく中で、今とはまた違った「フォーアドらしさ」も見えてくると思います。変化に柔軟に対応しながらも、今の良い部分は変えずに、みんながフォーアドの一員であることを誇りに思える、そんなカンパニーにしていきたいですね。僕自身もまだまだ足りない部分はたくさんありますが、組織を作る一員であることに誇りをもって、これからも成長し続けていきたいと思っています。

11名で始まったフォーアドも、今は研修で在籍しているメンバーも含めて24名。組織の拡大とともに、フォーアドの社風や文化がどう形作られていくかも楽しみの一つです。

編集後記

「管理職を目指すと言いながら、今も手が回りきっていない部分は多いんですけどね」と笑いながら話していた成田さん。教育、採用、営業…と一人何役も担い、幅広く活躍されている様子は、設立間もない組織のリアルでもあると思います。中でも印象的だったのは「一人ひとりの成長が、組織の成長にダイレクトにつながる」というお話。立ち上げ期ならではのスピード感、スケール感の中で、皆さんが地に足をつけて基盤を築いている様子がうかがえたインタビューでした。

取材・文/増田 雅美
写真/谷貝 玲


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