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お客さまのすぐそばで、頼られる良きパートナーになりたい。管理職になっても変わらない想いです。

新卒でメンバーズに入社した竹内さん。もともと教育系の大学で教師を目指していましたが、社会課題を解決するミッションに惹かれメンバーズ入社を決めました。入社から5年目と若手の年齢でありながら、マネージャーを担当。そんな竹内さんにこれまでの経歴や仕事のやりがいについて聞きました。


―現在のお仕事について教えてください。

現在は「プロダクトデザインユニット」という部署に所属し、管理職としてチームのマネジメントをしています。新規で出てきた案件をシニア・ミドル層のメンバーが育てていく部署なので、案件の難易度は高いです。それぞれのメンバーが案件ごとに仕事をしているので目が届きづらい環境ですが、週に一度は全員が集まってミーティングするようにしています。個別のスキルが高く、職種が様々で一つのものを作るのに向き合える人がそろっています。デザイナーの領域とエンジニアの領域の双方の視点から話すことがあり、面白いと感じますね。

―若手でありながら難易度の高い部署に配属されているんですね。ここに至るまでにどのようなキャリアをたどってきたのでしょうか。

メンバーズには新卒で入社しました。社会問題の解決に向き合っている印象を持ち、ただ単純に仕事をするだけじゃなく新しい価値を生み出していけそうだと感じたんです。
入社してすぐはオウンドメディアの運用ディレクションを担当しました。当時の私はミッション・ビジョンに共感して入社したものの、どういう仕事をするのかあまり具体的に思い描けないままでした。先輩に教えてもらいながらがむしゃらに目の前の作業をこなす日々でしたね。まずは先輩が担っている定常的な作業などを教えてもらいました。それをこなしながら段々とイレギュラーな事案にも柔軟に対応していくことを覚えましたね。

その後、金融機関のお客さまの支援を任され、Web領域の制作ディレクションや、Webサイト構築PJTのPMO、リニューアルPJTのプランナー等を経験しました。わからないことばかりでしたが、それでも新しいことに触れることは大事だったと思います。ある程度業務に慣れてからは、先輩の手も離れ1人でお客さまとのやり取りを任せてもらいました。常駐の案件だったので、お客さまが隣にいて、何かあればすぐにご質問いただけます。先輩に頼ることはできず、プロとしてきちんと自分の言葉で回答しないといけません。頼りにしていただいていると感じることで、しっかり期待に応えなければという気持ちが芽生え、鍛えられました。

単なる委託先ではなくお客さまのパートナーとして、ともに悩み葛藤して良いものを作り上げている実感があります。

―2年目でリーダーに任命されたんですよね。

2年目の上期にリーダーを経験し、3年目にマネージャー(社内呼称はCSP/カスタマーサクセスプロデューサー)になりました。入社1年目の終わり頃に「1年後、ユニットプロデューサー(課長職)にならないか」と上長から打診されたんです。当初はマネージャーを務める予定ではなかったようですが、組織の役割変更で課長職が統合されてマネージャーになりました。率直に「早すぎるんじゃないか」と思いましたね。まだ先輩の指導についていくのに必死でしたから。ですが、新しいことにチャレンジできるまたとないチャンス。断る理由はありませんでした。

しかし、とんとん拍子で役職についているように聞こえるかもしれませんが、その裏では目まぐるしく変わる状況に苦労していました。
自分自身が実務を経験しながらまだまだ成長したいと思っていた中で、チームを育てないといけない、盛り上げないといけない立場になりました。チームも最初は5人からスタートして最終的に20人くらいになり、その中には新卒やほかのチームから来た人もいたりして、変化が大きかったです。気が付くとそれまで自分が所属してきた組織の形態とまったく違う形になっていました。その中でチームとしても案件の規模が拡大している時期だからこそ、メンバーの成長も促していかなければいけません。それを考えるのがマネージャーとして最も苦労したところでした。若手もモチベーション高く入社してきてくれますが、必ずしも本人の希望に完全にマッチした案件を任せられるわけではありません。与えられる業務の中で成長してもらわなければならないので、そのモチベーションをどう維持してあげられるのかを考えるのが難しかったですね。幸い導いてくれる上司や、一緒に悩んでくれるチームメンバーの助けもあって、時間とともにまとまりのあるチームになれたと思っています。

―たくさんの苦労を経験してきた中で、印象に残っている出来事はありますか。

いちばん印象に残っているのは、今年の4月にUI/UX領域を主導する部署に異動したことです。なぜなら、入社してから私自身が最も成長を実感できた出来事だからです。
部署には様々な経歴を持ったエキスパートの方が多く、その中でマネージャーとして異動してきたので、自分がどのような役割でこのチームに貢献できるだろうかと思い悩みました。マネジメント業務はもちろんのこと、それ以外の業務でも、チームに自分が貢献できるようなことは何もないような気がしてしまったんです。それだけスペシャリストが集まったチームでした。

上司や部署のUXデザイナーの方々の言っていることをひたすら追いかけることしかできない中、「自分が果たすべき役割とは何だろう?」と自分自身に問い続けました。
自分がこの部署に来たミッションのひとつに、「メンバーズのUI/UXの事業領域をさらに成長させる」ことがあります。異動してくるまでは、ある意味「目の前のお客さまのためには何ができるか」という視点を持っていればよかったと言えます。しかしこの部署に来てからは、そこからさらに視野を広げて、事業や会社を成長させ、組織をもっとよくするためにはどうすればいいかを考えていかなければいけない立場になりました。それは最初はとても難しく思えていました。しかし、異動してきて4か月、がむしゃらにやってきた中で、徐々に知識量も増え、自分自身の意識が変わってきたと感じます。今では経験や知識が豊富なほかの方と、まったく同じ視点で考える必要はないのだと思えるようになりました。自分ならではの視点で「メンバーズのUI/UX支援をどう成長させていくか」と考えていくことが、私にしかできないこのチームへの貢献だと考えています。

それに気づいたのは、過去の自分が壁にぶつかったときにどうしてきたかと立ち返ったことがきっかけでした。早いうちから管理職を任されてきたので、正直自分の能力が足りないと感じることは過去にもたくさんありました。そんな時はいつも周囲を頼り、チームで成果を最大化させることに重きを置いてきました。私の役割は、そういった周りの力を借りながら最高のチームを作っていくことでした。今回の異動のタイミングで一度悩みはしたものの、改めてまずは周りの意見を素直に吸収して、自分なりに考え抜いていくことが大事だと気付きました。

「難しい」と感じることや「未知」のことに遭遇したとしても、その時々に応じて自分で進んで学び、考え、他の人とも協力することで解決に導くことができるということを改めて実感した期間でした。

―今後の目標について教えてください。

いつかやりたいと思っているのは、「世の中の健康寿命を伸ばすためにスポーツに関係するサービス/プロダクトにかかわる」ことと、「子どもの成長に貢献するために学校教育に関するサービス/プロダクトにかかわる」ことです。大学では教育について学び、スポーツもすごく好きなので、いずれは携わりたいですね。
ただ、まずは自分の目指す方向性を限定しすぎず、お客さまの良きパートナーとなれる人になりたいと考えています。メンバーズの役職名として定義されている「カスタマーサクセスプロデューサー」を体現できるような人になりたいですね。
私の考える「カスタマーサクセスプロデューサー」とは、お客さまの様々な成功をそばでプロデュースする人です。そのためには、多方面での知識・スキル・経験を持っていることが一番です。しかし、そんなスペシャリストになるにはたくさんの年月が必要になると思っています。メンバーズ内外にいる様々なスペシャリストと協力して、お客さまのすぐそばで抱えている悩みに臨機応変に対応できる人を目指していきたいです。そのために新しい領域、新しい知識に触れることを臆せずやっていきたいですね。

メンバーズで働く様々なスペシャリストたちと協力して、お客さまの悩みに臨機応変に対応できるカスタマーサクセスプロデューサーになりたい。

編集後記

竹内さん、ありがとうございました!
入社3年目でマネージャーになり管理職としての難しさを経験し、自身のチームへの貢献の仕方に悩み、自問自答を繰り返したそうです。
チームメンバーの力を借りながら自分の価値を発揮していき、チーム力も最大化していくという竹内さんのスタイルにとても感銘を受けました。

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文/吉田 拓望
取材・写真/谷貝 玲


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